僕は、親知らず(埋伏智歯)の抜歯手術を予約するため、2025年4月に大学病院へ行きました。
当日は初診だけで手術日は後日予約になると思っていましたが、診察の結果、含歯性嚢胞(埋伏智歯嚢胞)があり、先生も「膿も出ているので、早めにやりたいね」と言い、なんと当日の午後に手術をしてもらえることになりました。
抜歯手術には保険金が出ないことは分かっていましたが、寝る前に何となくネットサーフィン(死語ですね!)をしていたところ、含歯性嚢胞の摘出手術であれば、保険の内容によっては保険金が下りる可能性があるという記事を目にしました。
そこで、加入している保険をいろいろ確認したところ、都民共済なら保険金が出る可能性があることが分かり、実際に請求してみました。この記事では、その経験談を共有したいと思います。
都民共済の生命共済金はネット上でできる
都民共済のマイページにログインし、「生命共済金請求」から請求ができます。
入力項目はそれなりに多いですが、手書きに比べれば楽です。
ただし、傷病名の入力は専門用語を使わないと進めず、しかも予測入力形式なので、けっこう時間がかかりました。
完全一致で入力しないと申請自体ができないため、この部分で審査の手間(都民共済側の手間)を省いているのだと思います。
「生命共済金請求連絡」受付完了のご案内というメールが来る
申請が完了すると、「生命共済金請求連絡」受付完了のご案内というメールが届きます。
〇〇〇〇〇 様
東京都民共済生活協同組合マイページをご利用いただきありがとうございます。
このたびの共済金請求に際して、心よりお見舞い申しあげます。
さて、「生命共済金請求連絡」を受け付けましたので、ご連絡いたします。
マイページからの生命共済金請求は、ご請求連絡の一次受付であり、生命共済金の請求手続きは完了していません。
ご登録いただいた内容を確認し、共済金請求のための書類のご案内を郵送いたします。共済金請求の書類が届きましたら、必要書類を揃えてご返送下さいますようお願い申しあげます。
なお、請求内容によっては、ご登録のメールアドレスや電話番号にご連絡させていただく場合もございますので、予めご了承ください。
お手続きの進捗につきましては、別途電子メールにてご連絡いたします。
共済取扱団体 東京都民共済生活協同組合
電話 03-3980-0271
営業時間 平日 9:00-17:00
共済元受団体 全国生活協同組合連合会
※このメールは送信専用のため返信できません。
※本件に関わるお問い合わせ等につきましては、上記共済取扱団体までお願いいたします。
書類がまた郵送されてくるし返送も必要?!
なんと、ネットで完結するのではなく、書類が郵送されてきて、それをまた返送しなければなりません。
仕方なくしばらく待っていると、都民共済から「共済金申請手続きのご案内」が届き、
- 共済金支払請求書
- 承諾書
- 診断書
を送れとのことでした。
いや~~~~マジで面倒くさい!
共済金支払請求書の内容はネットで申請した内容とほぼ同じだし、承諾書もネットで完結できるはずなのに、結局、ネット申請は「申請資格のない申請を省く」だけの仕組みで、都民共済側にしかメリットがないと感じました。
ネットで検索してみると、
診療明細書があれば診断書は不要とか、加入期間が浅いと書類の返送が必要だけど一定期間が経過していればネットで完結できる、などいろいろな経験談は出てきますが、都民共済側の案内や説明ページは一切ありません。
商売なので保険金はなるべく出したくないのでしょうが、少なくとも「どういう条件ならネットで完結できるのか」「どのような状況なら書類の返送が必要なのか」くらいの情報は載せてほしいもの。
診断書の発行はお金がかかるので断念する人も多いかも
しかも、診断書って発行するのにお金がかかるんですよ。
僕の場合、今回病院から請求された金額(負担額)が2万円ちょっとで、保険金(共済金)も2万円のようですが、診断書の発行だけで6,600円の手数料がさらにかかります。
さらに、申請しに行く時間や手間もかかるし、交通費もかかります。
出来上がった診断書を取りに行くのにも、また時間や手間、交通費がかかります。
病院によっては診断書をレターパックで送ってくれますが、(当然ですが)郵送料はこちら負担なので、費用はあまり変わりません。
すでに2万円の出費があるのに、さらに6,600円を払ってまで2万円をもらいたいか?
という意思判断が問われます。
普通は費用や手間を考えて、諦める人が多いと思います。
でも、僕は違います。
僕の損得勘定としては、
たとえ6,600円の追加出費があっても、もらうべきものはもらうし、都民共済に得はさせない
というスタンスなので、都民共済に得をさせないためなら、病院側に6,600円は喜んで払います。
大学病院で診断書を申請してみた
これはわりとスムーズに終わりました。
まぁ、病院によって違うとは思いますが。
僕がお世話になった大学病院は、事前予約も必要なく、混雑している総合受付ではなく、実際に手術を受けた診療科の外来受付に行けば、簡単な書類を記入するだけで手続きが完了します。
実際に大学病院でかかった時間は10分前後で、そのうち7分くらいは移動時間でした。
外来受付の方に聞いたところ、診断書の発行は(「先生によって違うが」という前置きはありつつ)だいたい2週間前後と言われました。
僕が行ったのは6月19日ですが、実際に「診断書が出来上がりました」と病院側から連絡が来たのが24日だったので、5日間で発行されました。ありがたいですね。
早速25日に受け取りにいき、すぐさま投函をしました。
郵便局の「お届け日数を調べる」ページによれば、翌々日には届くようですので、都民共済に届くのは、6月27日の見込みですね。
都民共済より「生命共済金請求」書類が受理されたという連絡
すると、6月28日(土) 10:30に、都民共済より「「生命共済金請求」書類受理のご案内」がメールで届きました。
東京都民共済生活協同組合マイページをご利用いただきありがとうございます。
さて、ご返送いただきました共済金請求の書類を受理いたしましたので、ご連絡いたします。
なお、お手続きの内容によっては、ご登録のメールアドレスや電話番号にご連絡させていただく場合もございますので、予めご了承ください。
また、このメールと前後してご連絡させていただいている場合もございますが、あしからずご了承ください。
お手続きが完了いたしましたら、別途電子メールにてご連絡いたします。
共済取扱団体 東京都民共済生活協同組合
電話 0570-037331
営業時間 平日 9:00-17:00
共済元受団体 全国生活協同組合連合会
※このメールは送信専用のため返信できません。
※本件に関わるお問い合わせ等につきましては、上記共済取扱団体までお願いいたします。
27日に届いた書類について、28日の午前中に「届いた」と利用者に報告するのは、結構スピーディーな対応だと思いますが、問題はここからですね。いつ支払われるのか。
7月1日には「生命共済金請求」手続き完了の連絡が来た
書類を受理した28日は土曜日であり、実際土日は作業が行われているかもわかりませんけれども、土日も処理されているのであっても、実質的に、3日間だけで手続きの処理が完了したことになります。
しかも、マイページへログインしてみると、なんと、色々な特約が付いているためか、保険金(今日最金)も当初予測していた2万円ではなく5万円でした。
7月1日には共済金(保険金)が入金された
最初は、手続きの処理が完了しただけで、入金までまだ数日はかかるとは思っていましたけど、通帳記入しにいたところで、なんと7月1日には共済金(保険金)が入金されていました。
結構スピード早いですね。
この記事のまとめ
ということで、東京都民共済生活協同組合の生命共済金を請求してみましたけれども、
- 都民共済の生命共済金請求自体はネット上でできる
- 場合によっては病院発行の証明書が必要(有料)
- 共済金支払請求書と承諾書は別途郵送しなければならない
- 書類が揃えば数日で入金される
ことがわかりました。
そういえば、僕はほかの会社の保険にも入っているので、そのほかに申請できるものはないかを確認しようと思います。

