PCで複数のLINEアカウントを起動するには??LINEのChromeブラウザ版アドオン(拡張機能)を実際に使ってみた感想と評価

PCで複数のLINEアカウントを起動するには??LINEのChromeブラウザ版アドオン(拡張機能)を実際に使ってみた感想と評価 ただのエッセー
PCで複数のLINEアカウントを起動するには??LINEのChromeブラウザ版アドオン(拡張機能)を実際に使ってみた感想と評価

同時に2つのLINEアカウントを使うってどういう場合

うちは立ち上げ当時からChatWorkを使っており、社内も社外との連絡も基本的にChatWork and/or Emailで事足ります。たまに「Slackしか使わない」という会社さんもいたりしますが、そういう場合はメールでカバーできるので、特に問題にはなりません。(こういう会社さんからすれば、うちも、「ChatWorkしか使わない会社」に見えるのだが・・・・・・)

一方で、うちのクライアントの中には、ChatWorkもSlackも使わなく、しかも「メールもあまり見ない」とおっしゃる方が結構います。

何をビジネス上のメッセンジャーとして使っているかといえば、「LINE」だそうです。

経営者は24時間会社のことを考えているとはいえ、メッセンジャーは使い分けしたいところなので、同時に2つのLINEアカウントが使える方法を探すことに。

ちなみに、「仕事中はプライベートのLINEを使わなければよいのでは?」とか、「仕事中にプライベートのLINEはスマホで良くない?」という考え方も確かにありますが、経営者の勤務時間は24時間なので、そうなるとプライベートのLINEが使えないということになるし、キーボード派なので・・・

ということで、パソコンで同時に2つのLINEアカウントを使いたいので、使わせてください。

iPadなどタブレットとの併用

一つの方法としては、一つのLINEアカウントをPCで使い、もう一つのアカウントをiPadなどのタブレット端末で使うことです。

ただ、既に触れていますが、僕はオンスクリーンキーボードに慣れていないリアルキーボード派なので、iPadで使うとなると、外付けキーボードを使うことになります。

お風呂場でも湯船に浸かりながら仕事をしているので、外付けキーボードは既に持っていますが、いくらリアルキーボード派とはいえ、2つのキーボードを同時に使うほど愛していません。

PC用LINEアプリ+Google Chromeアドオンで解決

GoogleのChrome向けにアドオンを出してるようなので、一つのLINEアカウントをPC用LINEアプリで使い、もう片方をGoogle
Chromeアドオンで利用するというスタイルで、PCで同時に2つのLINEアカウントを使いたいニーズが満たされました。

PC用LINEアプリは、https://line.me/ja/ よりダウンロードできます。

Google Chromeアドオンは Google Chrome アドオン(LINE)よりChromeに追加できます。

アプリのインストールやアドオンの追加後に、通常通りにログインすれば、PCで同時に2つのLINEアカウントを使えるようになります。

LINEのGoogle Chromeアドオンを使ってみた感想

ブラウザーのアドオンという性質上、一部の機能が使えなかったりするのですが、ビジネスで利用する分には問題ないと感じます。何点か気になる点なども含め、備忘録的に書いていこうと思います。

通知が来るのは良いが、ブラウザーゆえの不便もある

新しいメッセージが届いた際にバッジ表示で知らせてくれるので、それはそれで便利です。

一方で、一つのGoogle Chromeで複数タブを開いている状態なら問題ないでしょうけれども、複数のGoogle Chromeを開いてるときに、間違ってウインドウを閉じてしまったり、アドオンをONにしているウインドウを最小化にしたりすると逆に手間がかかってしまいます。

ビデオ通話と音声通話は利用できない

影響は限定できでしょうが、ビデオ通話と音声通話を利用できないので、着信するときは結構な対応を強いられるかもしれません。

僕は、仕事中に自分のペースが乱されるのが嫌という理由で、電話に邪魔されないように携帯(スマホ)を常にミュートにしていますので、LINEのGoogle Chromeアドオンがビデオ通話と音声通話を利用できないのは、むしろウェルカムな欠陥ですが、常に通話対応が必要な方は結構不便でしょう。

使えない機能は結構あるが、ビジネス上では支障はでない

仕様上の問題でしょうが、

  • アルバム
  • オープンチャット
  • 日程調整
  • 投票

などは使えないようです。

が、ビジネス上ではほとんど利用する場面はない機能なので、問題はないでしょう。

なお、ノートや(Keepメモ含む)LINE Keepは使えないようですが、その代わりにブラウザ版専用のLINEメモが用意されています。

要は、名称が違うだけで、メモ機能は健在という風に理解してもよいです。

スマホ(iPhone/Android)やiPadなどのタブレットでは使えない

PCで2つのLINEアカウントを同時に使うというニーズにおいて、LINEのGoogle Chromeアドオンがスマホ(iPhone/Android)やiPadなどのタブレットで使えるか否かはさほど重要ではないでしょうが、いちおう触れておきます。

ハイ、スマホやタブレットでは使えません。パソコンのChromeのみです。

Google Chromeアドオンを実際に使ってみた感想のまとめ

PCで2つのLINEアカウントを同時に使いたい時は、 Google Chrome アドオン(LINE)が解決策となります。

ブラウザゆえに不便や機能の制限はあるものの、ビジネス上で使うには申し分ありません。

余談:出遅れた「LINE WORKS」

最後に余談ではありますが、

LINEも実は「LINE WORKS」というビジネスチャットを2018年の11月から提供しているようです。

2011年3月から始まるChatWorkと2013年8月から開始したSlackと比較とする、明らかな出遅れ感を否めません。

ネットワークの外部性が強く効いているこの商売において、5年以上の出遅れは結構致命的なプロブレムであり、

  • なぜ技術上の優位を利用した横展開をもっと早く出来なかったのか
  • なぜ個人ユーザー市場においての圧倒的な市場シェアに物を言わせなかったのか

は、個人的には興味深く思っています。

「LINE WORKS」のプレスリリースによると、

2019年3月をもって導入社数27,000社を突破いたしました。また「LINE WORKS」有料版では、株式会社アイ・ティ・アール(以下、ITR)が実施した調査において、有料版ビジネスチャット国内シェアNO1を獲得した

「LINEWORKS」は2019年において有料版ビジネスチャット国内シェアのNO1を獲得したそうですが、僕自身も含め僕の周りに「LINEWORKS」を利用している人は2019年にも2022年現在もいないことを考えると、

何という面白いプレスリリースでしょう。

ただ、それは、もしかしたら、僕たちがイノベーターでもアーリーアドプターでもなければ、(アーリー/レイト)マジョリティーすらなく、ただのラガードだからかもしれません。

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